短歌&俳句&川柳
短歌
2008年9月 高知に松田さんを皆で訪ねて
洲 史
来年も来てくださいねと言う女将の魚づくしに酒酌み交わす
人間の力を拒む四万十の洪水の高さ 店の屋根に見る
沈下橋 昔はどこにも在りしと言う恒彦さんの声の優しき
ふと見れば地検・地裁のその奥に秋水の墓 静かに存す
浜で求め鰹黍魚子(きびなご)さばいては酒酌み交わす かんちくの郷
松田さんが倒れず歩ける靴求め神戸への旅 友は語りぬ
集落の松田家の墓にお参りす響くは友の般若心経
日本を憂うる心 我ら持ち 龍馬像の下 酒酌み交わす
朝山 陵介
俳句
山村夏日