洲史詩集「奈落の底」より 目次

こわれたはしご
百姓のことわざ
秘密
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こわれたはしご

用が済む 急いで降りる
下から三段目 足が空を切る
そうだ はしごはこわれていたのだ

気をつけて登る
用が済む 急いで降りる
下から三段目 足が空を切る

そうだ はしごはこわれていたのだ

こんなことを
俺は幾度繰り返したことか
俺は 幾度繰り返し続けることか


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